先日ホンダの電気自動車「Honda e」をホンダのカーシェア「every go」でレンタルしました。
その時に感じたことをブログにまとめようと思います。
ちなみに内外装・走行についての感想は動画でアップしていますのでお時間ある方はそちらもご覧ください。
今回はあくまで「カーシェア」という観点からの感想です。
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「充電する」ことに時間を割くこと
通常、レンタカー等は「ガソリン満タン返し」というのを条件にしている場合がほとんどです。
しかしカーシェアではそこに厳格な決まりはありません。
ほとんどが「燃料が半分以下になったら給油して返却してください」というルールになっています。
また、給油には新たに費用はかからず、車内に給油用のカードが備わっているのでそちらを使って給油をします。なので利用する側として消費するのは給油を行う「時間」だけです。
しかし給油に関しては相当モタモタしない限り&ガソリンスタンドが大混雑してない限りものの数分で終わります。そのため給油へのハードルはそこまで高くないと思います。
ですが電気自動車の場合、残量にもよりますがある程度充電するにはそれなりの時間がかかります。私がHonda eをレンタルした際には残量38%の状態で最初に30分充電しましたが満充電にはなりませんでした。
その後高速道路を一区間走り終える前に再度PAで30分充電。それでも残量90%程度でした。
最初の残量にもよりますが、トータルで1時間充電しても満充電にならないのであれば、利用者にとって「時間を浪費」することになってしまいます。これでは借りる側のデメリットが大きすぎると感じてしまいました。
ステーション待機時に充電できないのか?
充電に時間がかかってしまうのなら貸し出ししてない待機中に充電しておけばいいのでは?と思ったのですが、カーシェアは無人貸し出しのため(無人だからこその料金メリットがありますが)充電器を抜き差しするという作業を行うことができません。
仮に返却した人がプラグを差して帰った場合、そこから何日も借りられることがなかったらプラグはそのままですし、屋根のある場所ならいいですが屋外の場合には天気も心配です。
なのでどうしても借りた人が充電することになるのは致し方ないのかもしれません。
後日いただいた割引券
ホンダeをレンタルした後に次回使える400円割引券をいただきました。
これは充電協力に対するものらしいです。15分200円のレンタル料金なのでちょうど充電に要する30分の割引ですね。
ホンダeは走行距離に対しての加算はありませんが、この充電割引は最初からあっていいのに…と思いました。結局30分車が使えないことがもったいない!と感じる人が多いからこそ充電されずに返却されてしまうのだと思います。
カーシェアにおける電気自動車への本音
人は便利・楽と感じるものは積極的に使います。
その結果、地球に大きな負担をかけてきたという事実もあります。
これからの未来を考えるなら電気自動車は地球環境にやさしいものなので広めていく使命があるのかもしれません。
ですが一度便利で楽なものに慣れてしまった人間にとって、大変なことを選ぶのは容易ではありません。
充電時間を短縮する課題は企業にとっても大きな課題だと思いますが、これからの発展を期待しつつ、現時点で電気自動車はカーシェアで使う分にはまだまだ難しいのかなというのが正直な感想でした。